7月の感染症情報|はせがわ小児科 京都市上京区 千本一条

感染症情報

7月の感染症情報

2024年07月01日現在の感染症情報

新型コロナ情報

 報道では新型コロナ患者はやや増加傾向に転じているようです。当院でも中学生以上で発熱を主訴に受診された方にコロナ陽性例が増えていますが重症例はありません。ただ、高齢者への感染には注意が必要です。

手足口病

 夏風邪の一つである手足口病が保育園を中心に流行してきました。原因のウイルスが1種類では無いため、症状にばらつきがあります。典型的なケースは発熱に続き、手掌足底に赤い発疹が出現し、口内炎ができます。特効薬は無く、経過観察するしかありませんが、口内炎がひどくなると水分もとれなくなり入院が必要になることもあります。

溶連菌感染症

 高熱と咽頭痛で発症します。淡い発疹を認めることもあります。無治療でも自然治癒しますが腎炎などの合併症を起こすことがあり、それを避けるためには早期に診断し抗生剤内服による治療が必要です。迅速検査で診断は可能です。